Oculus Rift(オキュラス リフト)は米フェイスブック社傘下のOculus VRから発売されている、
VR用HMD(ヘッドマウントディスプレイ)です。
Oculus 公式ページ: https://www.oculus.com/rift
エディションの違い
Development Kit(DK1)
Oculus RiftはクラウドファンディングサイトであるKickstarterで資金を集めて開発が始まりました。
2013年当初、300$以上の出資者へ配布された初期バージョンのOculus RiftがDevelopment Kit(DK1)です。
この時点での解像度は1280×800(LED)と、当時のスマホよりも荒い画質のものでした。
Development Kit2(DK2)
前述のDK1にさらに改良を加えたモデルがDevelopment Kit2(DK2)です。
製品版
2016年、ついにDK1,DK2といった開発版試作機に改良を重ねた「製品版」が一般販売されました。
各エディションのスペックの違いは以下。
DK1 | DK2 | 製品版 | |
---|---|---|---|
解像度 | 1280×800 (640×800単眼) |
1920×1080 (960×1080単眼) |
2160×1200 (1080×1200単眼) |
液晶パネル | LED | 有機EL | 有機EL |
トラッキング | なし | 赤外線 | 赤外線 |
リフレッシュレート | 60Hz | 75Hz | 90Hz |
以下、「製品版」について解説していきます。
使い方
Windows MRのようなHMDがPCに依存せずに動作する「スタンドアローン」機なのに対し、
Oculus RiftはPCに接続する必要があります。
また、PCもそれなりの性能(目安として、価格にして18万円前後程度のもの)を求められます。
推奨PCスペック
グラフィックカード | NVIDIA GTX 1060 / AMD Radeon RX 480以上 |
---|---|
CPU | Intel i5-4590 / AMD Ryzen 5 1500X以上 |
メモリ | 8GB以上のRAM |
ビデオ出力 | HDMI 1.3互換ビデオ出力 |
USBポート | USB 3.0ポートx3、USB 2.0ポートx1 |
OS | Windows 7 SP1 64ビット以降 |
トラッキング方式
トラッキング用赤外線センサー(外部機器)で現在位置のトラッキングを行う、
「アウトサイドイン方式」を採用しています。
プラットフォーム
- Oculus Store
- Steam